株式会社Pale Blue(本社:千葉県柏市、代表取締役:浅川純)は、シリーズBラウンドの資金調達を完了しました。シリーズBラウンドの調達総額は約25億円です。今回の資金調達により、小型衛星向け推進機(エンジン)の研究開発や製造に関する取組を加速させます。
シリーズBラウンドとして、ベンチャーキャピタルやCVCファンド(※)を引受先とする第三者割当増資を実施しました。2023年10月に発表したファーストクローズの調達額も含めたシリーズBラウンドの調達総額は約25億円です。今回の資金調達で、超小型水イオンスラスタ(超小型水イオン推進機)及び水ホールスラスタ(水ホール推進機)の開発及び宇宙実証、生産技術開発拠点の立ち上げ、並びに組織体制の強化などに取り組みます。
※シリーズBラウンドの投資家(一部抜粋)
・SPエースタート1号投資事業有限責任組合
運営会社:株式会社エースタート
・KURONEKO Innovation Fund
運営会社:グローバル・ブレイン株式会社
・テクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合
運営会社:伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
・ごうぎんスタートアップ1号投資事業有限責任組合
運営会社:ごうぎんキャピタル株式会社
・株式会社常陽キャピタルパートナーズ
・住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
・ひまわりG5号投資事業有限責任組合
運営会社:ちばぎんキャピタル株式会社
・山口キャピタル株式会社
参考
Pale Blue、10億円の資金調達を実施 生産拠点を立ち上げへ
Pale Blue、茨城県つくば市に水推進機の生産技術開発拠点を立ち上げへ
Pale Blue、最大約40億円の文部科学省のSBIRフェーズ3に採択
今回のシリーズBラウンドでの資金調達により、Pale Blueは組織体制の強化を図りつつ、超小型水イオンスラスタ及び水ホールスラスタの開発と宇宙実証、生産技術開発拠点の立ち上げを加速します。投資家の皆様のご支援に心より感謝し、これからも革新的技術の開発と社会実装により、宇宙産業のコアとなるモビリティを創成し、人類の可能性を拡げ続けます。
弊社はこれまで、特に小型衛星の低軌道上サービスを展開する企業との関わりと知見を深めてきました。その中で大きな課題の一つとして感じてきたのが、安全・高性能・低価格・持続可能・短納期を実現できる推進機が無かったことです。Pale Blueはこれら全てを一気に解決し、衛星用推進機市場に革命をもたらす技術を開発しています。これから世界を変えていく道程に、全力で伴走させていただきます。
Pale Blue社の高い技術力が宇宙産業の市場拡大に大きく貢献することを期待し、追加出資を決定いたしました。また同社は、環境問題に向き合う企業であり、持続可能な未来の実現に貢献するという私たちが目指す姿との親和性の高さにも魅力を感じています。今後も同社とともに、新たな価値の創造に取り組んでまいります。
前回のシリーズAに続き、今回も出資をさせていただきました。高い技術力をベースにスピーディーに事業を推進し、宇宙空間での実績をしっかりと出してきたことは評価に値すると思います。宇宙の持続可能な取り組みであるSpace Sustainabilityというキーワードは、日に日に重要なテーマになりつつあります。Pale Blueはその分野においても世界をリードする企業になれると期待しています。
近年、宇宙ビジネスは世界規模で大きく伸長している産業ですが、また同時に、同産業は日本のスタートアップがグローバルで戦うことができる数少ない有望な領域です。Pale Blue社は、東京大学発の高い技術力を基に、既に国内外からの受注実績を積み上げている有力なスタートアップであり、今回投資の決定をさせていただきました。今後、同社の事業拡大に向け、ITVとして全力でご支援させていただきます。
Pale Blueは、2020年に創業した東京大学発の宇宙スタートアップです。安全無毒である「水」を推進剤とした持続可能な小型衛星用推進機の技術革新および社会実装に取り組んでいます。今後の社会インフラの鍵を担う⼩型衛星の実⽤化に向けて、最大の課題となっている推進機に技術革新を起こすことで、宇宙産業のコアとなるモビリティを創成し、人類の可能性を拡げ続けます。
株式会社Pale Blue 担当:中山
メールアドレス:pr@pale-blue.co.jp