Pale Blue

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Pale Blueの「水エンジン」が、ソニーの宇宙を自由に撮影できる人工衛星に搭載!

・ソニーのSTAR SPHEREプロジェクトの超小型衛星にPale Blueの水エンジンが採用

・水エンジンを高度500km~600kmへの衛星の軌道投入・軌道維持に使用し、約2.5年間の寿命を実現

・2023年1月下旬、Pale Blueとして初となる宇宙実証を予定

 

Pale Blueは、ソニーグループ(以下、ソニー)のSTAR SPHEREプロジェクトに使用される超小型衛星向けに、水蒸気式推進機(水エンジン)を提供しています。今回搭載されている推進機は、打上げ後、高度500km~600kmの軌道に衛星を投入するためや、軌道を維持するために使用し約2.5年間の寿命を実現します。

©Sony

近年、地球規模で起きている環境問題が深刻化しており、世界各国においてもカーボンニュートラルを宣言する例が相次いでいます。宇宙業界においてもグリーン推進剤を採用することで、環境負荷や取り扱いコストの低減に取り組む企業が増加しており、Pale Blueは「水」を燃料とすることで安全・持続可能・低コストな推進機を提供し、環境問題や拡大する需要に対応しています。

 

またソニーのSTAR SPHEREプロジェクトは、宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくことを目指しており、宇宙空間から自由に地球を見つめることで、人々が地球環境や社会課題に対する想いを育むきっかけ作りに取り組んでいます。

 

STAR SPHEREプロジェクトの超小型衛星は、2023年1月3日にSpaceX Falcon 9により打ち上げられ、Pale Blueとして初めてとなる水蒸気式推進機の宇宙実証となります。今後もPale Blueは、安全無毒である水を推進剤とした推進機に技術革新を起こすことで、次世代の宇宙モビリティ インフラ構築を実現し、科学技術の発展に貢献します。

 

「宇宙からの視点を誰もが発見し新たな感動体験を得ることができるSTAR SPHEREは、これまでに類を見ない新たな宇宙利用であり、宇宙産業そのものを非連続的に成長させるポテンシャルを持ったプロジェクトだと確信しています。当社の安全・持続可能・低コストな水エンジンが本プロジェクトに貢献できることを大変嬉しく思うと共に、宇宙産業の発展に向けて尽力してまいります。」Pale Blue 共同創業者 兼 代表取締役 浅川純

CEO_Jun-Asakawa

Pale Blue 共同創業者 兼 代表取締役 浅川純

 

ソニーSTAR SPHEREプロジェクトとは?

公式サイト:https://starsphere.sony.com/ja/

「STAR SPHERE」は、宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくプロジェクトです。「STAR SPHERE」が大切にしている「宇宙の視点」とは、宇宙から見るというだけではなく、宇宙を通してものごとを捉え、考えてみることを意味しています。

ソニーが東京大学、JAXAとともに開発した超小型人工衛星『EYE』はソニー製カメラを搭載し、操作シミュレータを用いることで、ユーザーが意図したカメラワークで地球や星々を撮影することができます。今後は撮影体験を一般向けサービスとして提供するほか、撮影体験を活用した、アーティストやクリエイターとの「宇宙視点の芸術」の創作活動や様々な企業との協業に取り組みます。本プロジェクトは、「宇宙の視点」を発見することを通して、新たな価値観や感動体験の創出を目指すとともに、地球・環境について学ぶ機会を提供します。

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