株式会社Pale Blue(以下、Pale Blue)は、東京計器株式会社(以下、東京計器)と個別契約を締結し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(以下、DTSU事業)のDMPフェーズ(量産化実証)の一環として、推進機の量産試作機サブシステム*1製造組立における協業を開始しました。
Pale Blueは、2023年9月にNEDOの DTSU事業DMPフェーズ(量産化実証)の実施先として採択されています。本助成事業である水を推進剤とする人工衛星用推進機の量産技術の確立に向けた研究開発において、今後の事業拡大のためには低価格かつ短納期、安定した品質で量産可能な生産能力が必要となることを見据え、協業先を探していました。東京計器は長期ビジョン「東京計器ビジョン2030」の成長ドライバーの1つとして宇宙事業を掲げています。2023年には同社那須工場内に衛星機器の組立や試験を行う宇宙棟を新たに竣工し、宇宙事業の拡大を図っていました。そこで、宇宙用機器の製品やコンポーネントの製造実績のある東京計器を選定し、協業を開始しました。
Pale Blueの推進機の量産技術確立に向けた研究開発における、推進機の量産試作機サブシステムの製造組立を東京計器と共に実施します。量産技術の確立に向けて、製造や組立手順に基づき複数台の量産試作機を製造し、コストや製造期間、品質の評価を実施する予定です。
*1 量産試作機サブシステム:推進機の量産試作機におけるハードウェア部分
東京計器は、国内初の計器メーカーとして明治時代に創業し、現在は、民間・官公庁両方の事業で社会インフラを支えているBtoBの企業です。 幅広い事業分野を有しており、船舶港湾、産業機械、建設機械、上下水道、防衛、鉄道などの安全安心に貢献する製品を提供しています。
2030年に向けた長期ビジョン「東京計器ビジョン2030」にて宇宙事業を成長ドライバーの一つとして掲げ、航空・宇宙関連向けマイクロ波応用機器メーカーとしての実績を基に、既存事業が保有する市場を取り込んだ衛星活用ビジネスにより、安全な社会の実現に貢献していきます。
ウェブサイト:https://www.tokyokeiki.jp/
Pale Blueは、2020年に創業した東京大学発の宇宙スタートアップです。安全無毒である「水」を推進剤とした持続可能な小型衛星用推進機の技術革新および社会実装に取り組んでいます。今後の社会インフラの鍵を担う⼩型衛星の利用拡大に向けて、最大の課題となっている推進機に技術革新を起こすことで、宇宙産業のコアとなるモビリティを創成し、人類の可能性を拡げ続けます。
ウェブサイト:https://pale-blue.co.jp/
株式会社Pale Blue 広報担当:奥原
メールアドレス:pr@pale-blue.co.jp